アレクサンダーテクニークで望みを引き出すヨガ!

アレクサンダーテクニーク(略:AT)を理解するとは?ーー結果にフォーカスしていたことに気づく

    
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アレクサンダーテクニーク(略:AT)を理解するとは?ーー結果にフォーカス...

アレクサンダーテクニークを学び続ける理由

ATの学校で学び始めて2年が経ち、声の探求という大きな転換を迎えた頃はまだ、資格を取得するまで学びを続けてAT教師になるのかどうかは決めていませんでした。
それでも学びを続けると決めた理由は、もっと知りたいという好奇心があったこと、自分ひとりでATを使えるようになりたいという気持ちがあったこと、学校のAT教師によるハンズオンや誘導なしでひとりで使える気がしなかったことなどが挙げられます。
加えて、いい大人である自分が生徒として教えられる立場にあることが心地よかったという、かなり曖昧ではありますが、長年の経験からくる直感に従ったところもあります。

コーディネーションに対する「やり過ぎ」

その頃、頭と脊椎の関係を意識することによって全身の協調性を働かせるコーディネーションに対する認識が変わってきました。

それまでは主に、頭がフワフワと自由に動けるイメージをしていました。
もちろんそのイメージが悪いわけではありません。しかしながらレッスンを通じて、ATとは体が部分的に軽くなるものではなく、力強く心身が安定して統合した状態なのだと体感したことから、安定するような位置を意識し過ぎて、目指す位置へ体を持っていこうとしていました。
いつのまにか安定した状態という結果にフォーカスしていたのです。

コーディネーションという新しい概念を知ることはできましたが、コーディネーションを取り入れるためにやるべきことがはっきりせず、コーディネーションを取り入れる前に行っていた習慣的な体の使い方に戻ってしまうパターンでした。

やり過ぎ体験を繰り返しながら得たこと

安定する位置を目指してやりすぎる状態を認識できるようになることも、学びの段階です。
自分が指導する立場になったとして、同じように意識し過ぎる生徒さんの気持ちを理解して寄り添うことができるので、これも必要な経験なのでしょう。
しかし当時はそんなことにも気づかず、ただ一生懸命にやりすぎ体験を繰り返していました。

そのような奮闘の中で得たものは、実際の関節の動きのより明確なイメージ。
そして、入学当初に困惑していた、自分の体に起こったことや動きをうまく説明できないことに対して、いつもとの違いを順序立てて具体的に言葉にできるようになったことです。

ただ、背骨のイメージは仙骨までで、仙骨と繋がっている骨盤の立体感と動き、尾骨のカーブまでには及んでいなかったなと思います。

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