ダウンドッグで足がつらないために注意したいこと
ダウンドッグでは足がつることが多い
ヨガをしていると、突然、ふくらはぎや土踏まずなどに引きつるような痛みを感じることがあります。
足がつるというやつですね。運動に慣れていない初心者だけではなく、ヨガの経験が長い人であっても、その日のコンディションによっては足がつるものです。
中でも、ダウンドッグから片足を後ろに上げ、その足を床に着いている手の方に踏み込ませるときによく起こるようです。
ダウンドッグで足がつるときにありがちなこと
では、足がつるときにはどんなことを考えながら、一連の動作をしているのでしょう?
「足を手と手の間に持っていくために頑張って足を持ち上げよう」というように、足を持っていく位置のことばかりに意識をフォーカスしていたり、後ろに上げた足を下ろす反動で前に持ってこようと無意識に考えていたりしているのではないでしょうか。
ダウンドッグから次のポーズに移行するには確かに片足を手の方に持っていかなければなりませんが、「どこに」持っていくかに捕らわれると、「どう」持っていくかがおいてけぼりになり、力技で頑張ろうとしてしがちです。
そして力技では許容できなくなった結果、足がつるというトラブルとして現れるのです。
足をつらずに片足を手の方に持っていく方法
「ダウンドッグから片足を手の方に持っていくことばかりを頑張ろうとしている」という人は、動かすときに意識する場所や順番を変えるだけでも、足がつる頻度は減らせます。
片足を踏み込むとき、頭を含む軸骨格は前方向に向かって動き始め、それに伴って足が動き、腕も繊細な動きでバランスを取り続けています。
ダウンドッグから片足を後ろに上げる前に、そしてその足を手の方に持ってくる前に、一呼吸の間をとって、足だけではなく、全身での動きをイメージしてみてください。
余計な力みが減って、結果的に足がつる確率も下がります。
まとめ
私たちの体は頭から足先まで繋がっていて、全てが連動して一緒に動きます。
当たり前のことではありますが、必死にポーズをとっていると、体の部分のだけに集中して、上半身(軸骨格や腕)と下半身(脚や足)が連動していることを忘れるものです。
だからこそ、敢えて意識的に全身で動くことをイメージするのが有効なのです。