マイストーリー②:とにかく楽しいアレクサンダーテクニーク(略:AT)の勉強のはじまり
アレクサンダーテクニークのスクールに入学
ATのスクールに通い始めた頃は、体の歪みと痛みの改善、そしてヨガの上達のためにATを使えるようになりたいだけで、ATの指導者になりたいという気持ちはまったくありませんでした。
ところがしばらく続けていると、AT指導者とは学び続ける延長線上にあるものだと感じるようになり、2016年8月より指導者養成コースに転向しました。
最初の2年間は、解剖学の要素を交えて体と動作への理解を深めるボディシンキングというコースで、ひたすらヨガポーズを探求しました。
今まで教わってきたヨガとは、まったく別の視点からの提案や誘導は、まさに目から鱗の連続でした。
ヨガポーズのプロセスから動きを探求
具体的には、いきなりポーズそのものを探求するのではなく、まずポーズに入る前の立つ姿勢、座る姿勢に意識を傾けるところから始まります。
頭蓋への意識、その時に考えていること、視線、動きをリードするべき体の先端となるところ、主導して動く関節などを骨格模型などを使って検証してから、それに基づいてゆっくり動作していきポーズを作ります。
いつもの動きと比較して、なにが違うかを分析して、そのときに最善だと思うやり方を決めて取り入れていく、というものでした。
骨格の位置と大きさ、関節の形状と可能な動きについては、ビデオ学習や筆記試験もありました。
ATでは、コーディネーション(頭と背骨の協調性がうまく作用した状態、脊椎動物が本来持っている骨格のバランス自動調整能力が発揮できる)を促すことが第一とされます。
当時の私のコーディネーションのイメージは、頭やトップジョイント(頭蓋と頸椎のつなぎ目)を考えることでした。
そうすると頭が体の上で自由に軽く動いている感覚になり、さらに頭からの動きが足先までつながって、体に余計な力みがなく、軽く動けるのです。この軽い感覚をとにかく味わっていました。
アレクサンダーテクニークの魅力とは
わたしの場合は、痛みをなんとかしたいという願いから始めたわけですが、コーディネーションや動きの分析をするようになってからは、痛みを気付きのための起因と捉えるようになりました。
ATを始めてかなり早い段階で、痛みが気にならなくなったのです。
もちろん今もどこかが痛くなることや、コリや骨盤の歪みはあります。
でもATを学んで、頭と背骨のコーディネーションが変わることで、仙骨尾骨(骨盤)の傾きが変わり、筋肉のバランスが変わることを知っています。
今までキープすると苦しかったり、痛かったたりしたヨガのポーズが楽にできることが楽しい日々でした。
ムリがない動作は呼吸もスムーズで、ATのレッスンの帰り道は行きより体が軽くなっていました。
どうして楽にできるのか、その理由を知りたいという好奇心、自分の体なのに今までなぜ気づかなかったんだろうという疑問、もっとできるかもしれないという可能性に満ちたワクワクした気持ち、これらを新たな発見として楽しく感じていました。
ATの最初の体験レッスンで感じた、体の違いを上手く言葉にできないフラストレーションさえも。