アレクサンダーテクニークで望みを引き出すヨガ!

【巻き肩が気になる人に知ってほしい】鎖骨と肩甲骨の位置を改善する方法

    
\ この記事を共有 /
【巻き肩が気になる人に知ってほしい】鎖骨と肩甲骨の位置を改善する方法

巻き肩とは肩甲骨と鎖骨が引き上がっている状態

前回の記事で、巻き肩とは肩甲骨が背中の上の方で固まって背中が丸くなることであるものの、肩甲骨は鎖骨とつながっているため、肩甲骨を動かしたいなら鎖骨から意識するとよいとご紹介しました。

それでは巻き肩のように引き上がっていることが習慣になっている肩甲骨や鎖骨を、どうすればちょうどいい位置に戻せるのかを考えていきます。

闇雲に肩を後ろに引いても緊張はとれない

巻き肩を治そうとして、肩の先を後ろに引くという行為をよく見かけます。
上述の通り、巻き肩が肩甲骨が引き上がって鎖骨もそれに伴って引き上がり、体の中心である背骨が前のめりになっている状態なら、反対に肩甲骨を後ろに引き下げれば全てが元の位置に戻ると、無意識に行なっているのではないでしょうか。

でも残念ながら、無闇に肩の先を後ろに引いても肩甲骨が背中に寄るだけで、鎖骨も背骨も巻き肩のときのように苦しい状態のまま固まっています。

巻き肩改善のポイントは頭を意識すること

アレクサンダーテクニークでは巻き肩や猫背であっても、逆に反りすぎの姿勢であっても、原因は同じく、頭の位置が下がって背骨を押し下げていることにあると考えます。

そのようなわけで、どんな姿勢も、まず最初に変えていきたいのは頭の位置です。
頭が耳の穴よりも上というかなり高いところにあって、背骨のウェーブの上に軽く乗ってバランスを取っている状態を意識してください。
そうすれば、背骨とつながっている肋骨や胸骨の位置が変わります。
肋骨の周りを滑るように動く肩甲骨も、胸骨と接している鎖骨も、連動して自然と変わって動かしやすくなります。

押し下げ解消に役立つエクササイズ「前ロール」

押し下げられた頭と背骨を戻すのに役立つ、実に簡単なエクササイズがあります。
それは、背骨をひとつずつ動かして前屈する「前ロール」です。

1.正面を向いて立つ
2.後頭部の丸みを片手でフワッと前に転がす
3.頭の丸みからつながる背骨を上からひとつずつ動かすように、ゆっくり背中を丸めながら前屈する
4.背骨の動きに合わせて股関節や膝も曲げる
5.起き上がるときも背骨ひとつずつが動くロールアップで起き上がってきて、背骨の上で頭がバランス取る位置まで戻る

Copyright©YOGA BASE LAB,2024All Rights Reserved.