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首が痛くならないラクダのポーズの効果的なやり方とは?

    
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首が痛くならないラクダのポーズの効果的なやり方とは?

ラクダのポーズの主な効果

膝立ちから後屈をするラクダのポーズは、身体の前面である胸やお腹を伸ばして交感神経を刺激することによって、やる気が出てくるアーサナです。胸郭全体のストレッチにもなるので、横隔膜を動きやすくし、呼吸をスムーズにすることにもつながります。

ラクダのポーズで首が痛くなる要因

ラクダのポーズでよく聞く悩みとして、後屈していると首の後ろが痛くなるというものがあります。痛くなる原因は色々考えられますが、共通している要因のひとつは無自覚に身体を緊張させているということです。

私たちの身体は、慢性的にどこかに痛みやコリがあると、そこを守ろうとして無意識に身体を固めるものです。そして、身体を固めている(緊張している)ことに気付かないまま動こうとします。そうすると、固めたところに無理が生じて痛みとなるわけです。

ラクダのポーズでは身体を反らせそうとするあまりに、首の後ろと腕を固めて、胸やお腹を前に突き出そうとすることがあるようです。それではよく反れる構造となっている、首や腰には負担がかかります。

ラクダのポーズは首の始まりを思い出そう

首の始まりはどこでしょう?

多くの人が、アゴの下からが首だと思って動かすことが多いです。でも実際は、だいたい耳穴の高さ辺りで、正面からだと頬骨あたりにになることを、イメージするのが難しいようです。

頸椎1番のくぼみに頭蓋が乗っかっていて、そこから首は動けるようになっています。頭蓋と首は大小様々な筋肉でつながっていますが、これらの筋肉は緊張して固めやすいところです。固まっていると、そこから首が始まっていることを忘れて動かなくなります。

試しに首がアゴの下からだと思って見上げる動作をしてみてください。次に頬骨辺りからだと思って見上げる動作をしてみてください。前者と後者では首の可動域が変わってくるでしょう。

ラクダのポーズの効果的なやり方

首に負担をかけずに全身の連動をスムーズに起こすためには、視線を使って見上げていく方法が効果的です。

  1. 頭が首の上に乗っかっていて、動きの先端は頭頂から始まっていると思ってみましょう。
  2. 膝立ちになったら、膝の辺りを見てください。軽く下を向く動作を入れるだけでも、股関節が動ける状態になって、固めていたところを解くことができます。
  3. 部屋の景色を順番に眺めるようにして、頭から弧を描くようなイメージで、視線を使って後屈すると全身がスムーズに連動して動きやすくなり、首などの一部分への負担が減ります。
  4. 反った位置から戻ってくるときは、最初に骨盤を後傾して、胴体の下から丸くなって戻ってくるのもおすすめです。
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