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全身のコーディネーションを整えるとはどういうことだろう

    
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全身のコーディネーションを整えるとはどういうことだろう

コーディネーションという言葉を知っていますか?

コーディネーション(coordination)という言葉があります。
辞書によると、「同等(にすること)」「対等関係」「(筋肉運動の)整合」「共同作用」といった意味になります。

YOGA BASE LABが取り入れているアレクサンダーテクニークのスクールでは、頭と背骨の協調性がうまく作用した状態を維持することを「全身のコーディネーションを整える(あるいは意識する)」と捉えています。
これは人それぞれに異なる骨格の個性や特徴も含め、脊椎動物が本来持っているはずの骨格のバランス自動調整能力が発揮できるように促すことです。

心と全身のコーディネーション

さて、心(感じていることや考えていること)が体に影響を与える「心身統一体」という考えにおいて、全身のコーディネーションがうまく作用しているかどうかには、心身ともに痛みがないか、疲れていないかというようなことがひとつの指標になります。
でも生きていれば、風邪を引いたり、天気や季節の変動によっても心身の浮き沈みがあったりして、常に自動調整能力を発揮できるわけではないのは当たり前のこと。
そんなとき私たちは、能力を充分に発揮できないまま、体に無理をさせるものです。

では、疲れていて元気がないという日でも、全身のコーディネーションのためにできることはないのでしょうか。

不調でも全身のコーディネーションを整える方法

単純に体を動かすことが、体本来の自動調整機能を働かせる手助けになることがあります。
ちょっと頭が痛いなー、だるいなーと感じていても、ヨガレッスンに参加したらすっきりして体調が良くなったという人は多いでしょう。

体を動かすことによって、滞り気味だった血流や呼吸を促したり、強張っていた筋肉に弾力が戻って骨格の位置が動いたりします。
その結果、全身のコーディネーションを意識できるようになります。

その場で足踏みをするだけでも、かかとに刺激が入り、足から仙骨、背骨を通って脊髄神経にその刺激が伝わることになるので、自動調整能力を活性化するのにおすすめです。

まとめ

「全身のコーディネーションを意識する」ということは筋肉だけで作用できるものではありません。
でも、不調時に逆に体を少しでも動かし、筋肉から心や身体機能に働きかけることもできます。
まさに、心と体が互いに影響し合っているからこそですね。

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