【WSレポート】呼吸のしくみワークショップ〜呼吸との共通点から学ぶラクな発声〜
大きな声を出さなければいけないインストラクター必須!呼吸と声のメカニズム
前の週から急に気温が下がり、雨天が続いていた11月後半。寒いのは仕方がないものの、雨だとさらに気分が上がらないな〜などと心配していましたが、前日とうってかわって見事な晴天!青空を眺めながら、気持ちよく、呼吸と発声のワークショップを開催しました。
この日集まったのは、ヨガスタジオや高齢者施設でのシニア体操を担当しているインストラクターさんたち。「人前で話そうとすると緊張して眉間の辺りが痛くなり、翌日には喉がいたくなる」「耳の遠い高齢者が相手だから、大きな声を出さなければいけない」といった悩みを抱えいらっしゃいました。今回のワークショップをリードするあつこ先生自身も子供の頃から声にコンプレックスがあり、積もりに積もって、今では声がかれやすくなってしまったという経験の持ち主。今年に入ってはなんと、3回も全く声が出ない状態になってしまったそう。そんな体験から学びを深め、今回のワークショップではあつこ先生が大切にしている呼吸の観点から発声方法について探求する2時間となりました。
さて、呼吸や発声をするとき、気道(体内の空気が通る道)がどこを通っているかを意識することが大きく左右するって、知っていました?声は吐く息に乗り、口内や鼻の奥の空間で共鳴して自然とでるものです。気道や口腔・鼻腔の位置や大きさを図で把握し、自分の体のどの辺りにあるのかを照らし合わせながら確認しました。これはボディマッピングと呼ばれる作業で、知識を体で自覚するのにピッタリなんです。YOGA BASE LABではこのように、知識を体で覚える方式で学べるところが特徴です。
さらには声の高低や強弱に関係する舌の大きさや位置、舌の動きに影響するあごの関節の動きも確認。舌やあご、あるいは吐く息が通る方向、共鳴する顔の中の空間を意識することによって、首周りや喉に入りやすい緊張を解いて、スムーズに声を出せるようになるかなどを色々と実験してもらいました。
今回も大活躍だった「肺模型」!肺と横隔膜の動きの関係がよくわかる、あつこ先生お手製のアイデア模型です。肺と横隔膜、そしてそれを取り巻く肋骨などの動きも認識するために、前屈し、背中を丸め気味にして呼吸や発声を体験する実験も行いました。声は胸を張ってだすといういつもとは異なる体験で、新しい呼吸や発声の可能性に皆さん気付かれたようでした。
次回のワークショップはスペシャル企画の2月15日(土)!
次のワークショップは2020年2月15日(土)の開催です。これまでの10:30〜(第1部)に加え、ランチをしながらの情報シェアタイム、午後の第2部というスペシャル企画!
軸となる骨格と下肢の骨を中心に学び、ダウンドッグに必要な動きを徹底解剖します。第2部ではその動きを自分に指示したり、他人に伝えたりするにはどのような表現を使うと使えばいいのかを分析し、自分なりのダウンドッグ誘導法を考えていきます。